やる偽善ブログ

食用油が、ガソリンになる日

皆さんは、揚げ物はお好きですか?

私は昔から大好きで、

『カロリー = 美味さ』 は、世の中の真理の一つです。

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目次

 食用油の種類

食用油と一言で言っても、実はかなりの種類があります。

ざっくりとではありますが、一般的にどんなものがあるかを見て行きましょう。

動物性油

  1. ラード(豚脂)
  2. ヘット(牛脂)
  3. チー油(鶏油)
  4. 魚油

植物性油

  1. サラダ油
  2. 菜種油(キャノーラ油)
  3. 大豆油
  4. 紅花油
  5. コーン油
  6. 綿実油
  7. ココナッツオイル
  8. 亜麻仁油
  9. ゴマ油(セサミオイル)
  10. オリーブオイル 

 

動物性のものに比べ、植物性のものは、

本当に数限りなくといっていいほど種類がありますが、

今回の記事とはあまり関係が無いので、このあたりで止めておきます。

一般的な食用油の処分方法

炒め物程度の油であれば、処分に困るという事はありませんが、

揚げ物などに使う場合、あとの処分に困るのは、

どのご家庭でも同じかと思います。

1.牛乳パックを使って処分

牛乳パックや、ジュースの紙パックなどに、

新聞紙やキッチンペーパーを千切りながら詰め、

(千切ることで表面積を増やし、吸いが良くなります)

十分に温度をさました油を染み込ませて捨てる方法です。

 

紙パックの口は、ガムテープなどでしっかりと密閉し、

通常の燃えるゴミや生ゴミとともに処分します。

(各自治体によって、ゴミ回収のルールは異なる場合がありますので、必ずご確認ください。)

 

2.ビニール袋を使って処分

スーパーのレジ袋や、ゴミ等に、

新聞紙やキッチンペーパーを、千切り入れ、

十分に温度をさました油を染み込ませて捨てる方法です。

こちらも、最後は口をしっかりと密閉して燃えるゴミ等

自治体の指定日に処分します。

 

3.凝固剤を使用して処分

油を固める凝固剤は、非常に多くの商品が販売されていると思います。

凝固剤は、処分する油をフライパン等で少し加熱し、

温度を上昇させた油の中に凝固剤を入れ、

しっかりと凝固剤が溶けたことを確認後に少し冷やすと、固まる仕組みです。

 

固まった油は、

その他と同じく燃えるゴミ等の各自治体の指定日に処分しましょう。

 

4.小麦粉を使用して処分

意外と、賞味期限などが切れてしまいがちな小麦粉ですが、

実は市販の凝固剤と同じような働きがあるため、

もし賞味期限が切れているものがあれば使用するのもいいかもしれません。

 

※油を捨てる際の注意点※

食用油は、夏場等の高温状況では、自然発火をする可能性があります。

処分する際は、油と共に水を染み込ませておくなどの対処をしておくことで、

自然発火の可能性をかなり抑えることが出来るため、

必ず処分する際は、気を付けるようにしましょう。

リサイクルに挑戦

食用油を、自宅でリサイクルする方法は無いのでしょうか?

全ての食用油を再利用するのは難しいとは思いますが、

お子様の夏休みの自由研究などに
リサイクルを題材にしていただくのは面白いかもしれません。

 

アロマキャンドル作り

使用する材料

  • 廃油(200㎖) ※極力変色していない油が綺麗に仕上がります※
  • 凝固剤(60g)
  • 太めのタコ糸
  • 空き瓶等の容器 ※卵の殻などでも面白いです※
  • わりばし
  • クレヨン
  • アロマオイル

 作り方

①好きな色のクレヨンを細かく砕く

 ※何色かの層に仕上げたい場合は、複数の色を用意します。※

 

②使用済みの廃油を、コーヒー用のペーパーフィルターを使い、

 2.3回濾しとり、極力綺麗する

 ※廃油を少しだけ温めて行うと、スムーズです。

 

③綺麗になった廃油を約80℃ほどに温め、砕いたクレヨンを溶かしていく

 

④凝固剤をいれ、軽くかき混ぜる

 ※凝固剤は、市販されている廃油の処分に使うものです。

  凝固剤が無い場合「廃油」200㎖に対して、

  溶かした蝋燭「ろう」60~70㎖があれば代用可能です。※

 

⑤火を止め、60℃ほどまで温度が下がれば、アロマオイルを入れかき混ぜます

 ※温度が高すぎると、香りが飛んでしまい、低すぎると油が固まり始めます※

 

⑥容器にろうを注ぎ込みます

 

⑦芯となるタコ糸を割りばしで挟み、容器の中央にセットします

 

⑧しっかりと冷え固まったら、適度に芯をカットし、完成です

 

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震災時、電気が遮断され明るさが無い際に、

ろうそくの明かりが多くの人の心を癒したというのは記憶に新しいです。 

勿論、火の取り扱いは厳重に注意しながらにはなりますが、

お家に1,2個備えておくのも良いかもしれません。

捨てずに回収

多くの自治体では、廃油を再生利用可能な資源として回収を行い、

家畜用飼料や、肥料などに使用しています。

自治体によって回収場所や、回収方法が違うため、

お住いの自治体に問い合わせて頂きたいのですが、

可能な限り回収作業に協力しましょう。

 

また地域によって様々ですが、

最近では、多くのガソリンスタンドや、一部のスーパーなどでも

廃油の回収を行っているため、普段良くいくお店があれば、

聞いてみるのもいいかもしれません。

廃油をリサイクルする試み

 各自治体が廃油を、肥料などに再利用しているほかに、

民間企業等では、廃油をリサイクルし、

ガソリンの代わりになる、バイオディーゼル燃料に精製している業者も多くなってきました。

 

また『株式会社ユーズ』様などは、

廃油にて発電を行い、発電所としての役割を果たすという仕組みまで作っているようです。

 

www.tokyoyuden.jp

この企業の発想をお借りするのであれば、

都市部において、

食用油の廃油は、油田のようなものです。

 

資源が無いと、昔から言われている日本ではありますが、

再生エネルギーや、リサイクルによって新たに生まれる材料は、

この豊かな日本においては、十分な資源であると言えると思います。

 

ゴミとして捨てれば、資源を無駄にするだけではなく、

環境破壊などにつながります。

 

まだまだ十分な技術は無いかもしれませんが、

循環型の社会に向かって動き出すのは、

それぞれの小さな一歩ではないでしょうか?